不動産投資と人口推移

不動産投資における大きな悩みのひとつとなるのが、新築物件を買うか中古物件を買うかという点です。

ローンの支払い期間や補修・改修工事の負担などを考えると新築の不動産に投資する方がよいように思われます。

しかし、物件の価格などを考えると、多少築年数の経った中古物件の方が小さな元手から始めやすいとも取れます。

果たして、どちらの方が良いのでしょうか。

実際のところ、どちらを選ぶかは投資を考えている地域のデータ(人口予測・開発予定・相場)、元手の金額によりけりと言えます。

確かに、建物の寿命という点で考えるなら、土地を購入して新築のマンションを建てたり、新築マンションを投資物件として購入する方が長期に渡って運用できます。

しかし、新築物件にはまだ入居者が入っておらず、管理会社を通して募集をかけたとしてもすぐに空室が埋まるとは限りません。

中古物件では経年による設備の老朽化や外観の劣化がありますし、既存の入居者との間にトラブルが生じる場合もあります。

しかし、建物の価格は新築よりも安くなっており、初期投資額を抑えながら速やかな収益化が望めるというメリットがあります。

このように、新築物件にも中古物件にも長所と短所の両面が存在します。

どちらかと言えば、その立地条件や周辺の環境を見ながら投資対象を決めた方が良いと思われます。

人口推移データで学生の流入が多いのにファミリー向け物件であったり、その逆であったり価格以前に地域の条件に合っていない場合があるからです。