営業所のつなぎ資金

勤め先は住宅の内装関係の業務を行い、各地方に子会社と営業所(そのエリアの事業者に業務委託)があります。

東北のある営業所が一時的に資金難に陥った時に、元請けである勤め先が相談に乗ったのですが、資金提供の打診があって翌週になんとか調達して立て直したという話を聞きました。

そのつなぎ資金の出所はファクタリングという耳慣れない方法だったのですが、上司がそのことについて教えてくれました。

ファクタリングとは、売掛金や入金待ちの売り上げをファクタリング業者に売ることによって現金化する方法だそうです。

銀行などの融資と違って審査や交渉は不要ですし、債務では無く現金化されたものは売り上げとして扱われます。

基本的にコストのかかる施工が主な業務であり、売り上げの半分は売掛や分割払いとなっている業種ですので、数か月後に入金されるというタイムラグで立ち行かなくなることがあり、即座に現金を調達できると余計な資金繰りをする必要が無くなります。

また、該当の営業所は翌年に銀行の融資によって業務拡大を狙っているので、余計な借金の履歴を作りたくなかったという事でファクタリングが最善の方法だったという事でした。

サラリーマンの私の間隔では、売掛金とはまだ無い売り上げのように感じますが、帳簿上は売上になっていますので、これが実際にお金をして使える状態になるのが数か月早まることで窮地を救われるという事が多々ある層です。